今回は、ネットで閲覧履歴や個人情報などを守ってくれて、
また、正しい検索順位を計測する際にもよく使う
Google Chromeでのシークレットウィンドウについて、
使い方や用途、メリットや注意点など解説します。
それでは始めていきましょう。
シークレットウィンドウとは
シークレットウィンドウとはGoogleChromeでのシークレットモードの事を言います。
更にシークレットモードとは、GoogleChromeでのプライバシーモードを意味します。
プライバシーモードとは、
一部のウェブブラウザに搭載されている、履歴などプライバシーに関わる情報を保護する(ウェブサイト閲覧後に記録を自動で削除する)機能の総称。引用元: ウィキペディア(Wikipedia)
シークレットモードで閲覧したWebサイトの履歴やダウンロード履歴は残りません。
因みに、この機能は呼び名は違いますがChrome以外のブラウザでも実装されています。
・Firefox:プライベートブラウジング
・Internet Explore(IE):InPrivateブラウズ
・Safari:プライベートブラウズモード
ブラウザ毎に、このように呼ばれていますが、
今回はGoogleChromeのシークレットウィンドウについて解説する事にしました。
シークレットウィンドウの使い方
シークレットモードの使い方は非常に簡単で、
まずGoogleChromeを立ち上げます。
ブラウザの右上部にある三点マークの設定ボタンをクリックして、
「シークレットウインドウを開く」という項目をクリックします。
Chromeの別ウィンドウで黒い画面のシークレットモードが開きます。
この画面での検索は閲覧を履歴を残すことなくインターネットを使用する事ができます。
シークレットモードは通常の方法で開く以外に、
ショートカットキーでも開く事ができます。
・Windows:[Ctrl]+[Shift]+[N]キー
・Mac[command]+[shift]+[N]キー
このショートカットキーを覚えておくと重宝します。
シークレットウィンドウの用途
シークレットウィンドウは、どのような場合で使うと良いかは
人それぞれだと思いますが、一般的には1台のパソコンを家族など
複数で使っている場合などに使うと便利です。
また、この後でも解説しますが、SEO対策において、
検索上位表示の状況を計測する場合などにも便利です。
シークレットウィンドウのメリット・デメリット
シークレットウィンドウにも当然メリットとデメリットはあります。
シークレットウィンドウのメリット
ネットで買い物をする際にクレジットカード情報や個人情報を、
出来る限り残したくない場合には履歴やCookie情報が残らないので
メリットだといえるでしょう。
また自分以外に閲覧履歴を知られなくない場合も有効ですね。
SEO対策で検索順位を確認する際のメリット
ブログやサイトの運営者がSEO対策や競合の調査をする際に、
任意のキーワードを入力して検索すると思います。
検索結果を見て自身が運営するブログの記事や
頻繁に閲覧しているライバルサイトが上位表示されていると、
勘違いされてしまう事が意外に多くあります。
その原因は自身が常備使用しているパソコンである場合、
「パーソナライズド検索による閲覧履歴の影響」で実際の検索順位ではなく、
自身のブログ記事やライバルの記事が、上位表示されている場合があります。
このような事もシークレットウィンドウを利用する事で回避でき、
正確な検索順位を確認する事ができます。
●パーソナライズド検索による閲覧履歴の影響とは
自身が常備使用しているパソコンで、閲覧程の高い自身やライバルのブログの
検索順位を確認しようと関連するキーワードのよる検索結果の場合は、
以下の理由により検索上非表示されるため勘違いしてしまう事があります。
・検索ユーザーの所在地
・以前に検索したキーワード履歴
・以前に閲覧したブログやサイトをクリックしたリンク履歴
・SNSにおける関係性や繋がり
シークレット モードは、Chrome でローカルの履歴に閲覧アクティビティが保存されないようにする機能です。位置情報などのアクティビティは、次の相手に知られる可能性があります。
お客様の一部の情報は知られる可能性があります
シークレットウィンドウのデメリット
メリットでもあった履歴やCookie情報が残らないといった点が、
逆にデメリットでもある訳で、お気に入りのサイトなどを
シークレットウィンドウで閲覧する場合は、すべて手入力しなければなりません。
といった面では少々面倒くさいかも知れませんね。
シークレットウィンドウの注意点
シークレットウィンドウはプライベート情報を守るといったメリットがありますけど、
使う上で注意すべきことも少しあります。
サーバーやプロバイダーに接続利益が残る
デバイス内に情報は残りませんが、
サーバーやプロバイダーといった業者の方には接続利益が残ります。
誰にも分からないからといって安易に考える事は注意が必要です。
その点を理解したうえでシークレットウィンドウは使いましょう。
ダウンロードしたデーターは残る
シークレットウィンドウでもダウンロードしたデーターは、
使った端末内に残りますので覚えておきましょう。
シークレットウィンドウ使用後は画面を閉じる
シークレットウィンドウでもセキュリティ面においては、
特別なものでもなく通常のウィンドウと変わりはありません。
なので利用が終わった際には必ず閉じておくことを推奨します。
シークレットウィンドウは少しの注意点を理解しておけば、
便利に使う事ができますので、用途に合わせて、
是非とも使ってみてください。